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脱泡用ローラーには様々な種類があり、その種類毎に太さと長さも様々あります。
細部の作業から比較的広範囲な作業と面積に合わせて色々と使い分けますが、当店では比較的広い面積にはスパイラル型豚毛（太さ22φ、長さ4インチ）、狭い面積やアール面の小さな入り隅角や凹部の細かい作業には鉄ドラムタイコ型（太さ16φ、長さ2インチ）をお勧めしております。
この製品は標準的に使用するローラーとして位置づけ、ローラー表面を螺旋状に切り込みを入れた脱泡用において最も一般的な鉄ネジ型で、尚且つ汎用的に使用できるサイズ（太さ16φ長さ3インチ）にしております。
鉄製ですので樹脂が固着したら火で焼けば再び使用できます。
作業性が高く多くのFRP業者に愛用されているプロ仕様の非常にハイグレードな脱泡用ローラーです。
脱泡処理は樹脂の積層では必ず必要となりますので（空気が入ったまま硬化してしまうと硬化不良の原因となり、製品の強度に影響がでます）、脱泡道具は必ずお使い下さい。

一度に何層も積層すると奥の気泡が脱泡できませんので、1度の積層は2ply程度迄とし、充分に脱泡した後に次積層を行って下さい。
脱泡作業はあまり強く押しつづけるのではなく、ゆっくりと数回気泡の上を前後に転がして空気を抜いていきます。
ローラーの軸に樹脂が固着すると回転しなくなりますので、こまめに火で焼いて溶かすなどして下さい。
作業の際には必ず手袋、ゴーグル等保護具を着用して下さい。