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ゲルコートは、成型品の表面層を平滑で光沢のある美しい仕上げにし、耐候性や耐水性を向上させて、屋外では紫外線を遮断することでFRP樹脂の欠点である紫外線劣化を抑える効果のある樹脂です。
型にゲルコートを塗布した後にFRPを積層すると、脱型後成形品の表面がゲルコート層として形成されます（離型処理にはゲルコート塗布前に型に離型剤を塗る必要があります）。
クリア色のゲルコートに着色剤を添加することでお好きな色のゲルコートを作成できます。
ゲルコートはノンパラで促進剤入りが標準仕様となっておりますので、普通にゲルコートを塗布しただけでは硬化後も表面がべたつきます（離型材を塗った型枠から脱型する場合は表面がべたつかずに光沢のある製品に仕上がります）。
ゲルコートにパラフィンを入れるとトップコートになりますので、FRP製品に塗装する場合にはトップコートとしてご使用下さい（ゲルコートとトップコートの違いはこちらでご確認下さい）。
この製品は一般的に使用される2液性（促進剤入り）のオルソフタル酸系ポリエステル樹脂ベースのゲルコートです。
作業性が高く硬化後の収縮も少なく仕上がりも綺麗で長寿命な為、多くのFRP業者に使用されています。
非常にバランスの優れたコストパフォーマンスの高い一般積層用のゲルコートです。

火元から離れた直射日光の当たらない場所で、極力寒暖差の少ない時間帯にお使い下さい。
ゲルコートの重量に対して1％の硬化剤が別途必要で、添加の際はよく攪拌してお使い下さい。
硬化剤添加量の多過ぎはクラック（ひび割れ）、収縮、反りの原因となります。
硬化中に水分、油分、埃などゴミを含むと硬化不良を起こして強度不足の原因となります。
厚さ0.3～0.5mm程度となるように均一に塗布して下さい（厚いとクラックが発生し易くなります）。
充分に硬化させて下さい（硬化不良でFRPを積層すると表面にチジレが発生し易くなります）。
樹脂の収縮に合わせてゲルコートを引っ張る恐れがありますので樹脂の硬化時間をあまり長くしないで下さい。
風通しのよい冷暗所に保管して開封後はお早めにお使い下さい。
スチレンの臭気がありますので作業の際には必ずマスクを着用して下さい。
また作業の際には必ず手袋、ゴーグル等保護具を着用して下さい。
その他取扱説明書の注意をよく読んでお使い下さい。